8月1日、東京都・千代田区の新丸ビルコンファレンススクエアにおいて、キヤノン財団「新産業を生む科学技術」研究成果報告会2023開催を開催しました。報告者21名と共同研究者５名及び選考委員は会場参加、その他の方々はオンライン参加という形で開催しました。報告の内訳は、助成期間を終了した研究成果報告8件と、2年目のポスターセッションによる中間報告13件（４年目２件を含む）でした。

最終成果報告では、ICT、半導体、材料、バイオの4つのセッションごとに研究成果が報告されました。各セッションの領域を専門とする選考委員が座長を務め、研究者からの実りある成果発表と、活発な質疑応答が展開されました。

ポスターセッションでは選考委員より研究期間半ばの研究者へ今後の研究の進め方などに対する助言があり、また参加者同士の活発な交流も図られました。

最後に長田義仁選考委員長より講評があり、「発表者の先生方の情熱的でかつ熱心な研究成果の報告に大変感銘を受けました。年々発表内容がレベルアップされているのを感じます。とりわけ今年は最も印象深い発表と充実した議論がなされたのではないかと思います。皆さんの中から次の時代をリードする研究者が多く現れることを大変期待しています。ご自身の研究の歴史的及び世界的な意味における位置づけというものをこれまで以上に強く意識してご研究に取り組んでいただきたいと思います。そうすれば、必ず大きく羽ばたいていけることを確信しています。」と激励のコメントがなされました。