贈呈式・成果報告会|キヤノン財団

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第16回 研究助成金贈呈式

4月18日、東京・千代田区の経団連会館において、キヤノン財団の第16回研究助成金贈呈式が行われました。研究助成先に決定した15名に対し、同財団の評議員会議長であるキヤノンInc.御手洗冨士夫会長から研究助成金贈呈証が授与されました。

御手洗評議員会議長はお祝いの挨拶で「昨今では、世界的に社会課題の多様化と複雑化が進み、研究者の知の力に対する期待もこれまで以上に高まってきています。昨今では、世界的に社会課題の多様化と複雑化が進み、研究者の知の力に対する期待もこれまで以上に高まってきています。今回も採択されたテーマはどれも大変素晴らしく、社会にインパクトを与えるような研究成果を生んでくれるものと期待しています。今後とも、夢に向かって挑戦する研究者の皆さんを、継続的に支援していきたいと思います。」と研究者への祝福とこれからの期待を語りました。続いて、吉川弘之理事長は、「世の中の非常に難しい問題解決のために頼れるのは、人類共通の知識である学問だと思います。みなさんには、素晴らしい研究をしていただくと共に、新しい知識を作っていただき、その知識をどのように使えば人類によって本当に善い未来になるのか、ということもぜひ考えていただきたいと思います。」と研究者への激励と期待のメッセージを贈りました。

  • 御手洗評議員会議長あいさつ
  • 吉川理事長あいさつ

それから、研究助成プログラム「善き未来をひらく科学技術」選考委員長 安岡善文先生ならびに「新産業を生む科学技術」選考委員長 長田義仁先生から、選考講評と助成先に選ばれた研究者への励ましの言葉が述べられました。引き続き、御手洗評議員会議長から研究助成先に決定した15名の研究者へ贈呈証が授与され、研究者を代表して東京大学 大谷 美沙都教授と東京科学大学 清水 秀幸教授が助成のお礼と、今後、この研究助成を糧として研究により一層邁進していくという熱い決意を表明しました。

  • 安岡選考委員長講評
  • 長田選考委員長講評
  • 「善き未来をひらく科学技術」
    助成先代表 大谷教授あいさつ
  • 「新産業を生む科学技術」
    助成先代表 清水教授あいさつ

「善き未来をひらく科学技術」助成先の皆さん

  • 大谷 美沙都 教授(東京大学)
  • 武用 百子 教授(大阪大学)
  • 南谷 和範 教授(大学入試センター)

「新産業を生む科学技術」助成先の皆さん

  • 笠原 竜四郎 特任准教授(名古屋大学)
  • 金子 光顕 助教(京都大学)
  • 草森 浩輔 准教授(東京理科大学)
  • 坂口 謙一郎 准教授(岐阜大学)
  • 清水 秀幸 教授(東京科学大学)
  • 庄野 直之 助教(東京大学医学部附属病院)
  • 大門 高明 教授(京都大学)
  • 田良島 典子 准教授(徳島大学)
  • 寺尾 潤 教授(東京大学)
  • 松尾 貞茂 准教授(東京科学大学)
  • 丸山 達生 教授(神戸大学)
  • 林 文博 助教(東京科学大学)

贈呈式の最後に「キヤノン財団「理想の研究」のビフォー・アフター」の題目で、第3回「理想の追求」の研究助成先でもある、海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 部門長 高井 研様による招待講演がありました。先生は、「キヤノン財団助成中に取り組んだ深海熱水探査は大きく成果を挙げ、国家レベルで海底資源研究の潮流を生み出しました。助成後は生命の起源の解明に挑み、原始地球での生命誕生シナリオにもつながる大きな成果を挙げています。」と、世界的にもインパクトある研究を精力的に進めている様子をご紹介いただき、会場は大いに盛り上がりました。

  • 高井 研部門長招待講演
  • 高井 研部門長招待講演

贈呈式終了後の懇親会では、研究者の方々を中心にして、財団役員や選考委員との活発な交流が行われ、大盛況のうちに閉会しました。

  • 懇親会の様子
  • 懇親会の様子