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「リユニオン2024」を開催

12月6日(金)、東京・中央区のAP東京丸の内にて、キヤノン財団の助成研究者が一堂に会する「リユニオン2024」が開催されました。

キヤノン財団は、幅広い科学分野の研究者への研究助成を行っており、各分野で活躍する助成研究者のコミュニティを大切にしています。「リユニオン」は、これらの研究者がそれぞれの専門領域を超えて交流を通して、研究の発展、研究者としての活動の広がりを支援する目的のイベントです。

ベント当日は、選考委員・助成先研究者・キヤノン財団関係者あわせて約75名が参加。吉川弘之理事長は開会の挨拶で、「キヤノン財団の助成を受けている研究者は素晴らしいという評判を耳にする機会も増え、大変誇りに思っています。リユニオンは、キヤノン財団の助成研究者の集まりでなければできない非常に貴重なディスカッションを行う場として、ご自身の研究に加えて、将来の科学の在り方、そして世界をよくするための議論ができる空間をみなさんで作りましょう。そして、新しい共同的研究が生まれ、成果が生まれることを期待しています。」と言葉を述べました。

次に、世界に先駆けて様々な成果を達成されている東京大学 教授、理化学研究所 副センター長および光量子計算チーム・チームリーダーの古澤明先生が登壇。「量子テレポーテーションを用いた 光量子コンピューター」のタイトルで特別講演を行いました。量子コンピューターの進展を力強く牽引し、産官学すべてのポジションでご活躍されている古澤先生ならではの、幅広く、非常に力強いメッセージに溢れた刺激的なご講演で、会場を大いに沸かせました。講演後の質疑応答でも活発なやり取りが展開されました。
※詳しい講演内容、質疑応答内容は後日、キヤノン財団HPで公開予定です。

その後、会場を移し、26名の助成研究者によるポスターセッションを行いました。これは、分野を超えた研究交流のきっかけづくりのための取り組みとして実施しているプログラムです。今回は初の試みとして、社会実装に向けた経験談やノウハウなどを発表する内容のポスター報告も企画しました。各ブースでは、研究者同士の密な交流が図られました。

引き続き行われた懇親会でも、限られた時間の中で大いに盛り上がり、異分野研究者同士の交流が更に深まりました。