「新産業を生む科学技術」研究成果報告会2024開催
7月8日、東京都・千代田区のAP東京丸の内において、キヤノン財団「新産業を生む科学技術」研究成果報告会2024を開催しました。報告者21名と共同研究者3名及び選考委員は会場参加、その他の方々はオンライン参加という形で開催しました。報告の内訳は、助成期間を終了した研究成果報告10件と、2年目のポスターセッションによる中間報告13件でした。
最終成果報告では、各分野の領域を専門とする選考委員が座長を務め、研究者からの実りある成果発表と、活発な質疑応答が展開されました。
ポスターセッションでは、選考委員より研究期間半ばの研究者へ今後の研究の進め方などに対する助言があり、また参加者同士の活発な議論も展開されました。
研究者たちによる発表終了後、長田義仁選考委員長は講評で「みなさんの研究成果は非常にレベルが高く、熱心で素晴らしい発表に感動しました。今後も自分の研究領域を深め広げて、次の世界をリードするような研究を、キヤノン財団の助成を契機としてさらに発展させてください。」と、今後への期待の言葉を述べました。
最後に吉川弘之理事長は、「今日発表された研究は、社会と関わり合った基礎研究を非常に力強く進めていると感じます。とても感銘を受けました。これからも、社会に有益な富を生み、人類に喜びを与えられるような研究に励んでください」と研究者を激励しました。