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研究助成の目的
社会や自然環境が激しく変化する不確実な世界を迎えている今日、新しい価値を創出し、より豊かな社会を実現する科学技術イノベーションへの期待は益々高まっています。新しい知の創造を担うことを期待されている研究者には自由な発想で社会の将来像を構想し、新しい世界を切り拓くことが今まで以上に求められています。
キヤノン財団は、旧来の枠を超えた新しい課題に挑戦する研究や大きな夢のある研究などを支援したいと考え、以下の二つの助成プログラムを用意しました。未来に向けて新しい価値を創造する革新的な研究が本助成により発展していくことを期待しています。
研究助成プログラムの概要
未来に向けた社会課題の解決を目指す「善き未来をひらく科学技術」
科学技術は人間社会を豊かにしてきた一方で、人類にとって不都合な問題も生み出してきました。地球規模の環境課題などはその一例です。さらに未来においては、未知のさまざまな科学技術が人類と社会に複雑で多様な影響を及ぼしているでしょう。
また一方で、人類がより豊かに生きる社会を実現するには、未だ発見していない新しい価値を創出することも必要です。
本プログラムはこれら未来社会に予見される社会課題を解決して善き未来を実現するための革新的な科学技術研究を助成します。
研究者自身が理想の未来への構想を描き、複雑化する社会課題の解決、社会システムの構築にむけて挑戦してください。
産業のイノベーションを目指す「新産業を生む科学技術」
これまで科学技術は新しい産業を生み出し、産業構造を大きく変え、時にこれまで実現不可能と思われた社会の実現を可能にしてきました。人工知能が社会に大きな変革をもたらした事などはその一例と言えるでしょう。
本プログラムは世の中でまだ知られていない新しい産業の創出につながる革新的な科学技術研究を助成します。
研究者自身が描いた新産業創出への長期的なビジョンに基づいて創造性豊かな課題を設定し、革新的、独創的な研究に挑戦してください。
研究助成プログラムの特徴
- 二つのプログラムは、大きな夢のある挑戦をしていだだけるように、一件当たりの金額を比較的大きくしており、また、当初予定からの予算の使途(購入目的、費目、金額等)変更に対して制限を少なくし柔軟に対応しております。
- 研究の進捗に合わせた柔軟な使途変更に対しても制限を少なくしております。
- 挑戦的な研究目標の達成を支援するため、助成期間中の選考委員や財団スタッフによるフォローアップを丁寧に行っています。また、助成期間終了後も研究者の交流の場などを用意しています。
- 研究者のライフイベントなどにも積極的に対応しています。
【共通】
助成期間:原則3年間 |
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